もっと知りたい!!「ありがとう!」と言われる仕事 エアカーゴの仕事

海上貨物

海上貨物

航空貨物(エアカーゴ)よりずっと長い歴史をもつ海上貨物(オーシャンカーゴ)。
今でこそ「航空機」に最先端の物流は明け渡したものの、大型貨物の輸送を担うのはやっぱり「船」。
エアカーゴ会社の中にも、航空機だけでなく、船による輸送サービスを提供しているところは多い。

仕事の内容

鮮度が重要な食品、緊急を要する医薬品のように、目的地に早く届けたいときは、もちろん航空便が便利。しかし、航空貨物は1960年代から始まった新しい輸送手段で、実は今でも全世界の貿易量のうちのわずか5%にすぎない。そう、95%は船による輸送。日数がかかるというデメリットをクリアできるなら、コストも断然安上がりなのだから。

そして海上貨物は、一度に大量の荷物を輸送できるのが特徴。コンテナ船1隻には1本で30〜40トンの貨物が入るコンテナが、3000〜4000本も積み込まれる。一つの荷主でコンテナ10本送る、といったスケールの大きな仕事は、航空便ではあり得ない。

やりがい・面白さ

「自分で手配した件がニュースなどで報じられると、“あ、あれだ、あのとき送ったやつだ”なんて思う。とくにクレーン車とか、重機類、そういうものを無事送ったときは、満足感を覚えますね」とは、某社のセールス担当スタッフ。

Sea&Airといって、航空機輸送のスピードと海上輸送の低価格をミックスさせた輸送方法もある。例えばヨーロッパに荷物を送るのに、日本からシアトルまでは船で運び、そこからロンドンまでは航空機を利用するというパターン。通常、船だけではヨーロッパまで約1か月かかるところを、この方法は約2週間で済ませてしまう。オーシャンカーゴ業界も、いろいろ新しい動きがあって面白いのだ。

難易度・大変度

ひとくちにオーシャンカーゴといっても、職種はさまざま。セールス、ハンドリング、ドキュメンテーション、通関士など、エアカーゴ・ビジネスと同じように多様な職種のコンビネーションによって成り立っている。

それぞれの仕事の大変さや難しさも大同小異だから、114〜121ページを参考に。

将来性

海上貨物輸送の重要性は今後も変わらないと言われている。中国が市場を開放して、物流はいっそう活気づくだろう。日本のメーカーが東南アジアなどの現地工場で製品を作って、日本に持ってくるケースも、さらに多くなるに違いない。島国日本に「船」はやっぱり必需品。

そして、航空貨物も海上貨物も両方経験しておけば、のちにセールス部門へ異動になったり、海外支店勤務という場合にプラスになることは請け合い。