
セキュリティ
正確には「セキュリティ・インスペクター」という。
つまり、「安全の検査官」。
ハイジャックや航空事故防止のために、なくてはならない重要な仕事だ。
日本の空港が世界の中でもハイジャックやトラブルが少ないと評判なのは、セキュリティ・チェックがしっかりしているからこそ!
チェックインの前や搭乗ゲートなどで荷物検査、ボディチェックを行う。手荷物の中、身につけている物の中に危険物、不審物がないかを調べる大切な業務。それが“空の安全”につながる。
不快感を与えず、それでいて毅然とした態度で業務を進めるのがポイント。事は安全に関わるので、「まあ、いいや」は絶対許されない。念には念を入れてチェックする。
「空港で働けたらいいな、と思っていました。女性だったらグランドホステスとかに憧れるのが普通でしょうけど、裏方の役目も大事かなと思って、この仕事を選びました」
と、ある女性セキュリティ・インスペクター。地味で単調な業務だが、その意味をしっかり認識している。
「いろいろな国の人と接することができるのが面白い。英語はもちろん、中国語やスペイン語も、少しずつわかるようになってきました。やりがいというほどではなのですが、とにかく責任のある仕事だと感じています。トラブルなく飛行機が運航されれば、それで十分です」
こんな風に言えるあなたは、とっても偉い!
正直言って、手荷物の中を見られたり、ボディチェックをされるのは、誰にとっても気分のいいものじゃない。でも、それをあえてやらなければならないのが、この仕事の大変なところ。
残念ながら世界は必ずしも平和とはいえないし、故意ではなくて危険物を機内に持ち込んでしまう恐れもある。だから、セキュリティ・インスペクターは、どうしても必要。すべての搭乗客が、それを理解してくれると助かるのだけれど…。
体力的には、拘束時間が長いことが、ちょっとつらい。短くても8時間、長いと12時間勤務にもなる。立ちっぱなしの仕事なので、集中力がとぎれないようにするのも大変。
女性のほうが柔らかい印象を与えるからだろうか、セキュリティ・インスペクターには25歳以下の若い女性が多い。ただ、体力的にきついので、一生の仕事にするにはちょっと…。ゆくゆくは警備会社の他の部門へ異動となるケースが考えられる。